2018/12/09
私は何かに留まらない。
常に一貫した関心を持たず、揺蕩い、色を変え、明日には違うものになる。
今の私が昨日の私でないことが悲しく思うことがある。あの人が愛した私がいないことを悲しむ。
私が尊敬してやまない人は、その変わることを美しさだと言う。
「変わることが美しい」のだと。
私はその美しさを受け止められない。
だって、私は愛してくれたあの人が好きだから。
それに応えられない私自身を愛することができていないから。
あの人と共通するそれを無くした私のどこをあの人は愛してくれるだろう。
空っぽになった私のどこを愛しいと思ってくれるだろう。
空っぽになった私を見て、あなたは何を言うだろう。
変化することを肯定し得るほどには変化した。
ただ、まだあなたを失う恐ろしさを受け入れられずにいる